風力発電機
風力発電というと、皆さんのイメージはどんな感じでしょう。 マンガに出てくるような風車でしょうか。 真っ赤や黄色に色づいたチューリップ畑、そこにはいかにも 飾り物のような大きな風車が、風と戯れてゆったり回っています。 風力発電の基本は、自然界の風の力で翼を回転させる事によって 連結されたタービンを回し発電する方法を言います。 なんとそれは 毎秒3〜20mの風速で発電できちゃうんです。 原理は回転エネルギーを発電機に伝え、電気エネルギーを発生させる わけですが、シンプルそうに見えて、これまた仕組みは複雑な代物なんです。 風力エネルギーは、再生可能エネルギーで、おまけにいくつかの 大気汚染物質や二酸化炭素の排出量が少なくすみます。 まさに今話題の「環境に優しいグリーンエネルギー」なのです。 今はまだ家庭内の全ての電力を風力で賄う事はしませんが、 もしそういったお宅があったとしたら・・・ 風の有無で電気が点いたり消えたり・・ ゴミや鳥が回転翼にひっかかって やはり点いたり消えたり・・ こんな事も風力発電だからこその醍醐味なのかもしれません。
小型(マイクロ)風力発電機
従来の風力発電機は、大型・中型タイプのものが主流です。 チューリップ畑に取り付けられた翼(ブレード)は、 絵画などで一度は目にした事があろうかと思います。 最近では自然の風を常に感じられる公共公園、企業の プライベートスペースや山岳地帯などに、何かのモニュメントのように 装飾化されたブレードにお目にかかる機会も随分増えてきました。 まさに、戦闘機の機首についているプロペラの巨大なもののようです。 ところが、それらはその大きさゆえに、設置場所が限定されたり 初期費用がかさむなど、一般的に普及しきれないさまざまな問題が 山積みされていました。 そこで 関係企業がかねてより研究を重ねてきた「小型風力発電機」たるものの 登場です! アメリカでは近い将来、小型風力発電の使用が、全電気消費量の3%を見込む程です。 さすがエコにシビアなアメリカです。 この小型風力発電機。 なんと、一家4人家族の1ヶ月間平均消費電力量の3分の1を賄える程です。 さらに価格も安いものだと50万円前後に設定され、国内の一般家庭の屋根や庭先には 今後 じょじょにお目見えすることでしょう。