司法書士試験の合格率

司法書士とは、法に定める「司法書士法」に基づいて、 個人又は法人の登記、供託に関する手続きを代理することができます。 合わせて、裁判所・検察庁・法務局又は地方法務局に提出する書類作成に係る 法律事務を司る国家資格者またはその資格制度を言います。 難しく書きましたが、簡単に言うと 私達の身近な「街の法律家」とでも言いましょうか。 近年の推移を見ても、年司法試験の合格率は非常に低く、およそ3%以下の実績しかありません。 合格率の低さの原因は2つあります。 一つは司法試験の困難さを甘く見ているパターンがあり、 又は「どうせ1回目は合格しないだろう」と 場慣れ・お試し受験らしき 傾向もあります。  その分受講生が増え、それが合格率の低下に繋がっている傾向が 否めません。 もう一つは 現実問題として、いかに司法試験が難しいか。 という表れでもあります。

司法書士試験の合格率が合格率が高いのは専門学校

司法試験合格者の内訳をみてみますと
・大学の法学部にて司法を学ぶ
・司法試験受験の為の専門学校(予備校)にて司法を学ぶ
・独学で学ぶ
と大きく3通りあります。
この中で合格率が高いのは、専門学校(予備校)です。 現在は全国のありとあらゆるところに司法書士専門学校(予備校)があり、 学校の独自の授業カリキュラムにより対策が立てられています。 「司法試験を受けるために、一日4時間を2年間、  必死で勉強したけど駄目だった」  という話を聞いた事がありますが、同じ4時間を独学で学ぶ事と、 ポイント・対策など、第3者からの提案を紐解いていく事との違いは 出題傾向が万遍なく偏りがないとも言われています。  (一日4時間と言っても集中の度合いも関係すると思いますが・・) では、3%以下の合格者のどれくらいが司法書士専門学校(予備校)に 通っているかと言うと
驚くべき!! 80%以上です。
無論 現役(卒業と同時に試験)もいますが、何年か前に通っていた、 予備校を卒業してから3年は経つが・・  という人も多いのです。 いわゆる一度は専門学校(予備校)の門をくぐった人が多いということです。 司法試験に限らず、受験勉強で一番のポイントは ただ無闇に勉強時間を費やすのではなく、問題・条文に対して 能動的な姿勢です。 常に向かっていく姿勢です。
従って、そこに必ず必要になってくるのは 「求めた時に的確に回答できる人(文献・資料)」です。
そういった環境にいる事が、非常に大事です。

司法書士試験を独学で!

書店にいくと、かならずと言っていいほど「司法書士」関係の コーナーがあります。 専門書よりもむしろ司法試験合格の為の参考書・問題集のエリアです。 専門学校(予備校)に行きたいが、時間が合わない・・ 働いているので、通う事が無理・・・ そんな人の為に独学用に準備された沢山の本があります。 とにかく、司法試験ともなると範囲は広い。 憲法から始まり、民法、刑法、商法、民事訴訟、刑事訴訟など どこからどう手をつけていいかわからないくらいですね。 そんな時は、一通り目を通し、先ずは自分が得意なジャンルを 一つ作ってみる事から初めてみたらいかがでしょう。 平均的に全部を学ぶ事は至難の技ですが、一つ又一つと範囲を広げます。 ただし、時間が無制限にあるわけではないので、一日のリズムをしっかり作り 規則をもった勉強法に取り組むべきでしょう。 又、通信教育も独学をしていく上で強力な味方です。

司法書士試験の口述試験

司法書士試験の口述試験における難関は いかに的確に、いかに端的に答えるかですが、 当然の事ですが「Yes/No」回答の簡単な問題は殆どなく、 理論を述べる質問形式が多く出されます。 言いたい事は頭ではわかっているのに、どう表現していいか・・・ というのならまだしも、試験官を前に緊張のあまりシドロモドロ・・ 試験は受験者一人につき、およそ15分程度で行われます。 たった15分で今までの膨大な勉強量の結果がでると思うと 緊張せずにはいられないものです。 口述試験の前に、事前に模擬試験を受けてみたり、仲間と レクチャーし合ったりと、あらゆる角度からの質問に対応できる 度胸と対応力、応用力を養う事が大事です。

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司法書士試験は合格率が低いですが、がんばりましょう!