腰痛の病気
人はどうして腰痛の病気に悩まされるのでしょうか。 それは人類が進化の過程で2足歩行になったことが関係しています。 四つん這いの状態から2本の足で体全体を支えることで、腰への負担が一気に増してしまったのです。 よって、誰しも腰痛になる原因を抱えています。 腰を支える「椎骨」「椎間関節」「椎間板」「筋肉」「靭帯」などは、加齢とともに変性し弾力が失われれていきます。 この腰痛の病気は加齢によるものだけではなく、若い人にもかなり見うけられます。 同じ姿勢で長時間座り続けるデスクワークや立ち仕事、重いものを持ち上げる肉体労働は、年齢にかかわらず腰に負担をかけます。 長時間同じ姿勢をとらない、ハイヒールなどを極力履かない、など生活習慣に気をつけること。 そして痛みを感じたら安静にするなど、腰痛の慢性化を防ぐことを日頃から心がけましょう。
腰痛から考えられる病気
腰痛から考えられる病気には椎間板ヘルニアがあります。 椎間板ヘルニアには、発育児に発症するものと加齢によるもの両方があります。 椎間板が硬くなると、何かの衝撃が加わった時に髄核を取り囲む線維輪に亀裂が入ることがあります。 線維輪から飛び出した髄核が神経を圧迫すると、腰痛に伴って下肢の痛みやしびれ、下肢の筋力低下、排尿障害などの症状が出ます。 その他には「変形性腰椎症」「腰椎分離・すべり症」「腰部脊柱管狭窄症」「座骨神経痛」「脊椎カリエス 」など加齢が原因の腰痛も考えられます。 「急性腎盂腎炎」や「 尿管結石」など、内臓疾患が要因となって腰痛がおこるケースもあります。